日本を憂うる熱血社長ダイテック中内のブログ

日本人の常識は世界の非常識。日本は島国ではなく海洋国家であるべきを基本コンセプトに、日本という国家及び日本人の現状そして・・ これからあるべきこの国の形や我々の考え方を皆さんと一緒にフランクに考えていきたい・・

2011年04月

中華

ダイテック 中内です。

このところ、かなり暖かさを通り越して熱いと思う日が少しづつ増えてきた。
こうなると、昼は”冷やし中華”などと云う食べ物が嬉しくなるのだが・・・
司馬遼太郎氏の受け売りだが、単純に ”冷やし中華”などと云うなかれ。
氏によれば、華とは文化と云う意味だそうだ。
古の昔、中国では全て王朝は随・唐・宋・元・清など一文字なのだ。
華を持たない国は所謂夷で日本の幕末の攘夷なんて言うのもここからきているのだが・・
夷は基本的に二文字なのだそうだ。鮮卑・匈奴・新羅・などなど・・・・日本も二文字。
つまり、中国、華を持った国から言えば日本なんて夷、すなわち文化など持たないバカ者の集まり
荒くれ者の集まりと云うことだったのだ。

考えてみれば、幕末のころ、清が列強の植民地になり、それを否とした一部日本人というより
藩に属した人間たち(当時は日本なんて概念は無かったと思うので)が清の植民地を見てから
ほんの150年足らず日本が華を持った中国より先んじてきただけなのだなぁと思う。
昨日、中国の最新空母”施瑯号”が新華網(ここでも華だ)に掲載され、東シナ海辺りに配備されるそうである。
開放政策により再度文化・能力を持った華の国が、東シナ海を起点に領海権を大きく主張してくることになるのだろう。
彼らが考える領海権の中には当然、台湾が入っている。
私の中国の友人たちは全て言う。”台湾は中国の一部だ”と。
誰一人として”台湾は独立国だ”とは言わない。聞いたことがない。
私だけかもしれないが、この言葉を聞く度になんだかしっくりしないのだが・・・・

最近でこそ震災の話題ばかりで、普天間問題は全く話題にならなくなっているが・・
考えてみれば、日本にとって沖縄は中国にとっての台湾みたいなものなんだろうな。
かつて、不遜にも中曽根氏が”沖縄は不沈空母だ。”と言ったことがあるが、まさに中国にとって台湾は”施瑯号”に次ぐ不沈空母なのだろう。

数千年にわたり、文化を誇りにしてきた華の国の本質は相変わらずDNAとして受け継がれているんだと思う。

”冷やし中華”を食べるたびに彼らの文化に対する誇りを感じることにしよう。

日本国債のダウングレードと税

ダイテック 中内です。

S&Pが日本の国債をstableからnegativeにdowngradeした。
今回のdowngradeは予期されていた事で、全く驚くにあたらない。
もともと、財政赤字が多い中で、先月の震災の後その復興の為に多額のbudgetが必要な訳で
織り込み済の話だと思う。

ただ、問題なのはこれからの日本の対処の仕方が重要なのだ。
この景気の悪い中で消費増税や復興税創設の話が、真剣に議論されているようだが、
私見であるが、消費税増税はまだしも、復興税などが創設され導入されると市場は日本を更にnegativeにみるだろう。
単純に考えれば税が創設され歳入が増えると云う事は一見すると日本のプライマリバランスを改善するので、positiveに見えるかもしれないが、
基本的にプライマリバランスの改善は税収、その中には消費税増税と云う選択肢もあると考えるのは当然かもしれない。しかし、復興税は本来復興の資金の為の物であり厳密に言えば税収全てを復興資金に回すべきものなのだ。景気が悪い中、また震災の影響がこれから出て更に日本経済が悪化するかもしれない中で
更なる増税は悪政以外の何物でもない。
確かに、復興による復興特需と云う内需拡大による税収の増加も多少はあるかもしれないが、税収増加として戻ってくるまでのタイムラグは大きいし、百歩譲って復興特需による税収の増大まで考えるのであれば、今、議論されているような25兆円とか30兆円とかの予算規模でなく、少なくとも50兆円くらいの思い切った相当の規模の復興の為の支出を覚悟して、復興会議たらなんたらが全く新鮮味の無い以前と同じような街造りを復興と称して考えている物ではなく、例えば東京霞が関の省庁の3分の一や半分を東北に持っていくとか、
前から当ブログで言っているように法人税を14%くらいまで下げて茨木空港や仙台空港はLandFeeなどFreeにして24時間空港にすれば良い。私は本来このような事は常々東京がすべきと思っていたが(羽田が24時間になったのだから、後は法人税の問題・・・)石原知事は東北の為になんでもすると言っているのだから、ここは東北にその座を譲るくらいの事があっても仕方がないかと思う。
また、以前から議論されているカジノ構想については、もう遅いような気がする。
私の知る限りでも数十年前から、特に阪神大震災の時にも検討されたが、結局実現せずに・・その間、澳門を見てみれば良い。いまや、ラスベガスの地位を脅かす存在になっている。
今頃からは・・もうちょっと遅いな。

話はかなり、それてしまったが・・要するに日本の財政バランスを改善するためには税収の増加しかない訳でその為には、先ず経済の回復が基本的な処方箋であり、増税はその後、議論すべき事だ。その折でも議論すべきは消費税であり、復興税ではない。
もし、今のボンクラ甘ちゃん政権が復興税も含めて財政バランスの改善に寄与すると考えているならばそれは本当に経済とか国家経営(この言葉は適当かどうか判らないが)とかが全く判っていないのみならず、
まさに詐欺的行為だ。
その判っていない甘ちゃん詐欺師たちが政権として国家運営に関わっている事自体が市場が日本売りすなわち更なるnegativeにdawngradeを加速させることになる。

私の見方では復興税などが導入されれば更に日本の格付けは下がると云うことだ。

復興・・消費税増税?

ダイテック 中内です。

復興構想会議なんてものが出来ているが・・・
私も某政府の諮問会議の傍聴をしているが、大したこと議論していないのでいつもがっかりして帰ることが多いが、
マスコミで知る限りだが、この復興構想会議も同じ様なものではないのかと思ってしまう。

被災県3件の意見を聞いて・・・なんて言ったって・・みんな被災の状況が違うのだから一堂に会して決められるのものではないと思うし、阪神大震災の時の復興と違うのは、
被災地の規模だけではなく、神戸の場合は第2次第3次産業がほとんどであったが、今回は第1次産業が多い地域であるだけに土地や海と云ったいわゆる自然からの恩恵を受けた産業が多いと云う事だろう。
それだけに、社会的に復興することはなかなか難しいと思う。


私 案であるが、
例えば、農業法人とか漁業法人とかが認められているのだから、国や大企業が農業法人・漁業法人を創って農地・農業用機材・漁業用の船をすべて法人所有として被災された方々に貸してはどうなのだろう。
生産されたものは大手流通企業がここは日本の為に買い上げて販売するとかどうだろう。
働く方々は短期的には当然その法人に雇用され、頑張って賃料を払いつつ中長期的には、機械や船等を買い取ることも出来るようにする。と云うのはどうだろう。


一方、財源なのだが、実質国営化に戻ってしまった郵便事業を再度民営化して株式を公開し、市場から資金を集め財源にするのが復興国債の発行と共に併用するのが良いと思うが、如何なものだろうか?
郵政を民営化して株式公開するだけで10兆円くらいになると思うし、今の民主党政権がしようとしている子ども手当やら高速道路無料化など4Kを辞めれば4兆円くらい出てくる。
郵政が民営化出来ないなんて議論は、小泉時代に最早終わった話なのだ。
現在のような実質国営化していることになんのメリットもない。

おそらく、前述した復興国債との併用で議論されている25兆円や30兆円くらいの財源は可能であると考えるが如何なものであろうか。

消費税の増税は止む無し、今だから国民が義捐金のような感で納得して増税には賛成するなどと馬鹿なこと言う政治家やエコノミストもいるが、増税は被災者にも負担をかけることであるし、震災がなくても税収が減少している最大の理由は景気が悪いということだ。景気の悪い時期に増税するなどと云うことは更に日本経済をシュリンクさせていく事になるだろう。
何度も言っているが、逆に法人税などを思い切って下げて(東北地方だけでも良いと思う)海外からの投資を呼び込んだりする方が良い。
確かに、社会補償負担が増加することは明白であるので歳出が今後さらに増えることは確かだ。
しかし、この財政再建議論と今回の震災の復興財源議論とを混同して議論するのは如何かと思う。

この際、うやむやな中で消費税を上げてしまおうなんて議論は国家的詐欺だと思う。


意外と早いかも・・

ダイテック 中内です。

先ず、コメントを頂いている方々に心からお礼申し上げます。稚拙なブログにお付き合い頂き感謝です。
非常感谢!
間違っている点はどんどん遠慮なくご指摘下さい。

今日は短めです。

仕事柄、中国の旅行会社と毎日情報交換をしているが、ここ2,3日の状況は多少震災後の状況から変わってきたような気がする。
何度も当ブログで申し上げているが、震災直後から中国人観光客はぱったり止まってしまっていて、震災翌日から当社では
”西日本や九州・四国方面は地震や原発汚染の心配は無いので、是非足を運んで欲しい。それが、日本の復興に役立つのだから。”と言い続けてきた。

当初はお見舞い以外の話は全くなく、”日本に行くお客さんは全くいないよ。””日本政府の言っている事は信用できないのでお客様を送れない。”の話ばかりか、全く無視される事も多かった。
確かに、今でも大半その傾向はその通りだ。

しかし、先程述べたように、ここ2,3日、”九州なら行ってみようか”とか”沖縄って何処?””沖縄は海が綺麗だそうだが、沖縄情報をもっと知りたい。”とかの話が少しづつであるが出てきはじめているのも事実だ。
中には北京の某旅行会社は九州から大阪までの5泊6日の旅を自分たちで企画して
”こんなのどうだろう?今までは東京中心に送客していたので九州のラウンダー(日本側受入旅行社)を紹介してくれないか”と云う具体的な話も出てきた。
更に、”もし、日本の西日本の某地域や某観光関係協会でファム(中国側旅行社担当者を招待してその地域の観光を実際に体験してもらったり、地域の旅行社・観光関係者たちと情報交換して地域の観光情報を良く知ってもらう企画)を計画すれば、参加する意思はあるか”と聞いてみると結構参加したいと云う旅行会社担当者が出てきている。
中には、自分たちの省のメディアの人間も連れて行きたいなどと言ってくる担当者も現れ始めた。

良い傾向だと思う。嬉しい限りである。
先週も少人数ながら香港からの旅行団体客が震災後初めて日本に来た例もある。
意外と外国人観光客の戻りはこと中国人観光客に限っては早いかもしれない。
でも、残念ながら、東京はもう少し時間かかるかもしれないなぁ・・・
浅草三社祭りだって自粛で中止と云うのだから・・・(私見だが、震災当初から言っているように自粛することに何らかの意味や意義はあるのか?誰か得する人はいるのか?と思う。)

だからこそ、今が地方にとってはチャンスなのだろう。
地方から情報発信して地方を知ってもらうそしてブランド化するいい機会だと思う。

地方自治体は予算など難しい問題あるでしょうが・・・それほど費用はかからないと思うのですが・・・
どちらか観光協会や**組合などで中国人観光客を再度呼び戻すためのファムやるところありませんか?
今のところでも、50社くらいなら呼べまっせ。




しょぼい!

ダイテック 中内です。

連日のように、福島原発の話で閉口してくる感があるが・・・
なんで、こうなんだろう????と思うことが多すぎる。

一昨日、東電の会長がご老体に鞭を打って会見し、”福島収束に関する期間 を約半年から9ヶ月後くらいだ”と述べたが、その根拠は何なのだろう?
と思っていたら、昨日鳴り物入りで参加してきたアメリカ製のロボットが建屋内内部に侵入したが、瓦礫に行方を阻まれ、水蒸気でカメラが映らなくて建屋に入る二重扉のすぐ先で、それ以上の侵入を諦めてしまった。
素人の私でも、1号機3号機の水蒸気爆発から考えて、内部に水蒸気があることくらいはじめから予想出来る事だ。水蒸気でカメラがうまく映らない事を聞いて思わず笑ってしまった。
アメリカさんのロボットもしょぼいが、もっと、しょぼいと言うか、またか・・と諦めにも似た気分になってしまうのは、
当然、そうだろうと予測はしていたが、東電の爺様が言ったのは内部の状況も全く判ら無い状況で半年から9カ月と云う時期を平気で出しているその無神経さだ。恐らく、このくらいの期間でないと世間が納得しないだろうと云う事で出してきたんだろう。もし、これに政治のあるいは行政の意図が入っていたら、此の国はおしまいだ。
この記者会見を聞いた避難されている方々は・・賢い方が多いので本気では信用していないようだが、一縷の望みとして期待することは否めない。
もし、これで、半年して”やはり駄目でした。””あと半年”なんて話になったら避難されている方々の気持ちはどうなるのだろう????

おそらく、そのころにはあの病弱な社長もこの爺会長も辞めちゃっていてもう東電にはいないので、お構いなしなんて話になるんだろう・・・
お前ら、サラリーマン社長は結局逃げれるんだろう・・・・?
馬鹿にしては、いけない!
この訳のわからん日本の社会では、多くの中小企業や創業者社長がいるがみんな命はって頑張ってるんだ!
融資受ける時だって、個人保証にサインさせられたり、問題があれば全て責任とらされるんだ。
この国はいつのころからか、サラリーマン至上主義になってしまって、江戸時代の士農工商でいえば、士はサラリーマンみたいな気になって本来の工や商の気概を忘れてしまっている。
士であるサラリーマンの中で大企業の社長になって責任ない任期過ごして退職金貰って子会社行ってまた退職金貰って太る・・みたいな。

先日来、当ブログで投稿している言いたい事の基本の一つはここなのだ!
結局、新しいビジネスを創造しても、自分が広告塔になってマスコミに出てその自分の会社の為に頑張っても(***モンみたいな)・・潰されてしまう。
だったら、大企業に潜り込んで馬鹿な上司にすり寄って、ごますって数十年したらそこの社長になって黒塗りの運転手つきベンツに乗って”****の社長です”って偉そうにパーティばかり出ている方が人生よっぽど良い。株主総会だって日本は未だにシャンシャンだから、”株主総会は大変だ!”と言っているサラリーマン社長の大変の基準を頭割って見てみたいものだ。中小企業経営者や創業社長はいろんな点でもっともっと大変なんだ!!!
お前らに大変だなんて言葉使わせたくない!!!

実は、今の政治家特に民主党のやつらはサラリーマン社長と一緒だと思う。先日来、言葉の重さとか信頼感とか書いているが、結局人間としての歯を食いしばってでもって云う腹がない。
だから、非難される事が怖いから、避難地域問題でも最初に最悪を発表出来ないのだ。結局One Ten Hundredになって、信頼感をどんどん無くしてしまう。甘ちゃん総理や甘ちゃん官房長官、甘ちゃん行政刷新大臣等々なのだ。私は自民党員でも民主党員でもないが自民党の功罪の功があるとすれば、派閥いのドロドロした戦いを生き抜いてきた者、腹の据わった者が総理になってきた(小泉さん辺りまでだが・・)から、少なくとも今のやつらより甘ちゃんではなかった事だ。
(政治体制やこの国の仕組みについては思うところあり、後日コメントしたいと思っている。)

信頼出来る筋から聞いた話では、福島原発を造ったころ、日本は高度成長期で電力不足が深刻になりそうな状況下で、当時突貫工事で造らせた原発らしい。本来3メートルの厚みが必要なコンクリートも2メートルで仕上げたり、GE社製の管理技術を訳も判らず導入してその後の研究はしていなかったりだそうだ。確かに、”東電の記者会見を聞いていても、原子力発電のメカニズムや技術について判っている人はいない。”と
知り合いの物理学教授が最初から言っていたが、その通りなんだろう。
しょぼい話だ!。当然だが、これは人災だ。
当然、病弱社長・爺会長は少なくとも退職金は返納するんだろうな。更に言えば福島原発推進してきた当時からの役員はみんな返納すべきではないのか。使ってしまって無いならサラリーマン社長のよしみで銀行が彼らに融資してやればいいよ。がっちり家屋敷担保とって個人保証入れさせてな。



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