ダイテック 中内です。
先日ミャンマーへ行ってみたり中国大連や上海をみたり、インドバンガロールに行った友人の話を聞いたりしていて、最近思う事があります。
どうも、新興国の市場が大きく変わり始めているのではないかと云う事です。
ここ、約20年間これら新興国は市場開放の上、世界の工場となって世界中に製品を売りまくってきた。
その結果として所得が向上し新たな市場が生まれた訳であるが、
ここへきて、新たな市場の中に階層が生まれその上部階層である所謂富裕層は、その国のまだ民主化の遅れた政治体制の中で政府や役人と癒着し、また法整備が我々の国ほど進んでいない状況を利用して更なる富を集め
超富裕層の比率が少しづつ増加していると云う事
彼らは、一般大衆商品よりもっと高度化されたあるいは付加価値の高いハイエンド商品を求めていると云う事実。
更には、どの国も辿る道であるが全体としての給与水準が上がる事により世界の工場たる優位性を、後から追いかけて来る新たなる新興国に譲り始めているのではないかと云う推察。
ミャンマーに行って、思うのだが・・確かに経済制裁をしていた20年の間に中国製品、韓国製品が国中にあふれている。しかし、彼らに聞くと未だにこの国の輸出品は米とチーク材だと言う。
つまりは、この20年間中国企業や韓国企業はこの国に何も残してこなかったと云う事だ。
先日、ロシアの大地を中国からの出稼ぎの農民が生産を増やすためだけに大量の農薬をまき散らした耕作をしていると云うレポートをTVで見た。ロシアの農民が言っていた。
”これほど農薬を使うとこの土地は死んでしまうのだ!”と。。逆に中国の農民は言う・・
”我々はこの国には出稼ぎに来ているのだから、今稼げるだけ稼ぐのだ!”と。
中国や韓国のボリューム商品を世界中に販売すると云う手法はやや曲がり角に来ているような気がする。
前述したように、彼らの中にもハイエンドな商品を求める階層のボリュームが増加しているし、
ミャンマーやインド、カンボジアなどの更なる新興国が廉価な人件費で世界の工場の座を脅かそうとしているのではないだろうか。
彼ら更なる新興国が求めているのが我が日本の卓越した世界に冠たる技術力ではないだろうか。
ミャンマーは中国資本や韓国資本から抜けだそうとして、経済制裁が解かれたこの機に日本の資本や技術を導入しようとしていると思う。この先も中国や韓国資本と付き合っていても自国には何も残らないと気がつき始めたように思う。だからこそ、この国は民主化に向かおうとしているのであろうし、この方向は変わらないと思う。
どうも、世界のマスコミ等を見ていると、アフリカ諸国も今までは中国と関係が深かったが、見なおす機運が生まれてきているような気がする。
結果として彼らが望むのは中国や韓国が持っているボリューム商品を生産する技術ではなく彼らの技術に勝るハイエンドな技術であり、このハイエンドな技術で中国や韓国に世界で勝とうとしているのではないかと思う。
必要とされているのは我が日本が持っているハイエンドな技術なのだ。
大切なことは、彼らが求めている間に進出し、(以前のブログで書いたようにNATOと言われないように)ただただ廉価な人件費のみを求め、中国や韓国の様にその国に何も残さないのではなく、20年後、輸出品は米とチーク材だとしか言えない国ではないように彼らの中に同化して行くべきなのではないかと思う。
もしかすると、これからが日本の実力を世界に示していける時期なのかもしれない。
先日ミャンマーへ行ってみたり中国大連や上海をみたり、インドバンガロールに行った友人の話を聞いたりしていて、最近思う事があります。
どうも、新興国の市場が大きく変わり始めているのではないかと云う事です。
ここ、約20年間これら新興国は市場開放の上、世界の工場となって世界中に製品を売りまくってきた。
その結果として所得が向上し新たな市場が生まれた訳であるが、
ここへきて、新たな市場の中に階層が生まれその上部階層である所謂富裕層は、その国のまだ民主化の遅れた政治体制の中で政府や役人と癒着し、また法整備が我々の国ほど進んでいない状況を利用して更なる富を集め
超富裕層の比率が少しづつ増加していると云う事
彼らは、一般大衆商品よりもっと高度化されたあるいは付加価値の高いハイエンド商品を求めていると云う事実。
更には、どの国も辿る道であるが全体としての給与水準が上がる事により世界の工場たる優位性を、後から追いかけて来る新たなる新興国に譲り始めているのではないかと云う推察。
ミャンマーに行って、思うのだが・・確かに経済制裁をしていた20年の間に中国製品、韓国製品が国中にあふれている。しかし、彼らに聞くと未だにこの国の輸出品は米とチーク材だと言う。
つまりは、この20年間中国企業や韓国企業はこの国に何も残してこなかったと云う事だ。
先日、ロシアの大地を中国からの出稼ぎの農民が生産を増やすためだけに大量の農薬をまき散らした耕作をしていると云うレポートをTVで見た。ロシアの農民が言っていた。
”これほど農薬を使うとこの土地は死んでしまうのだ!”と。。逆に中国の農民は言う・・
”我々はこの国には出稼ぎに来ているのだから、今稼げるだけ稼ぐのだ!”と。
中国や韓国のボリューム商品を世界中に販売すると云う手法はやや曲がり角に来ているような気がする。
前述したように、彼らの中にもハイエンドな商品を求める階層のボリュームが増加しているし、
ミャンマーやインド、カンボジアなどの更なる新興国が廉価な人件費で世界の工場の座を脅かそうとしているのではないだろうか。
彼ら更なる新興国が求めているのが我が日本の卓越した世界に冠たる技術力ではないだろうか。
ミャンマーは中国資本や韓国資本から抜けだそうとして、経済制裁が解かれたこの機に日本の資本や技術を導入しようとしていると思う。この先も中国や韓国資本と付き合っていても自国には何も残らないと気がつき始めたように思う。だからこそ、この国は民主化に向かおうとしているのであろうし、この方向は変わらないと思う。
どうも、世界のマスコミ等を見ていると、アフリカ諸国も今までは中国と関係が深かったが、見なおす機運が生まれてきているような気がする。
結果として彼らが望むのは中国や韓国が持っているボリューム商品を生産する技術ではなく彼らの技術に勝るハイエンドな技術であり、このハイエンドな技術で中国や韓国に世界で勝とうとしているのではないかと思う。
必要とされているのは我が日本が持っているハイエンドな技術なのだ。
大切なことは、彼らが求めている間に進出し、(以前のブログで書いたようにNATOと言われないように)ただただ廉価な人件費のみを求め、中国や韓国の様にその国に何も残さないのではなく、20年後、輸出品は米とチーク材だとしか言えない国ではないように彼らの中に同化して行くべきなのではないかと思う。
もしかすると、これからが日本の実力を世界に示していける時期なのかもしれない。