ダイテック 中内です。

年があけて最初の投稿です。
昨年末から、いろいろなことが国内でも海外に於いても起こっています。

雑感その2として、とりとめもなく書いてみます。

まず、東京都知事のこと・・
先日、公示があって新しい知事を選ぶ広報車が出そろい激しい選挙戦を繰り広げているようですが・・
前任者を辞めさせる必要が本当にあったのでしょうか・・・
確かに金員授受の問題はあったにしろ、あれほど叩く必要があったのでしょうか。
相手が徳洲会だとか東電病院に絡んでいるとか、石原元知事を追及するためだとか、まことしやかな話が流布されていますが・・・
誤解を恐れず言わせていただくなら、この国は、国民は・・・・何をしたいのだろう??
世界中を見て、これほど政治家に対する金員授受に敏感な国は無いように思います。日本が政治的に手本?あるいは理想の形だとある方面では考えているイギリスにしろアメリカにしろ企業献金は当たり前だし、その国や地域にどれほど貢献できるかあるいは出来たかでその政治家の力量が問われるのに対し、この国は力量よりほかの部分での評価の比重がとても大きい。。はっきり申し上げれば、アメリカやイギリスの力量評価のほうが評価される政治家にとって、他のことで評価される日本より厳しいということなのです。
(最近のフランスのオランド大統領の女性問題を見ても、そうです。。)
まぁ、日本のマスコミがネットに視聴を奪われているので、面白おかしく報道し、自分たちが正義なのだと正義面しないと飯の種であるスポンサーから見放されてしまうと思っているからなのでしょうね。
それにしても、候補者の中に元総理が居ることに驚きです。。元一国の国家元首(日本では明確な国家元首が居ないわけですが・・)がいくら首都とは云え、またスウェーデンに匹敵する予算規模だとは云え、一地方都市の首長選挙に立候補するなど・・・世界の常識では考えらえない。。唯一ロシア共和国の今の大統領くらいか。
(ただ、彼の場合は明確なビジョンがあります。)私見ですが、みなさんが仰るようにエネルギー政策は地方選の争点では無いと思います。(たとえ、それが大消費地であったとしても・)
これで、落選したら(私は落選すると予想していますが・・)お笑いですね。。。。日本という隔離された平和な社会の中での舞台喜劇みたいなものですね。
どうも、いまだに地方主権のような考え方が、この鎖国された日本では亡霊のようにさまよっています。前の政権者の民主党の基本理念の一つでしょうが・・
世界を見まわして、当ブログでも書きましたが、当時の民主党政権時から地方主権など唱えている国はどこにもなかった。今の世界は経済のグローバル化の中で政治も社会システムも国としてどう生き残っていくかの大競争をしているのに、この国だけは未だに主権の争いをしています。若い指導者が主権争いで自分の身内を処刑したどこかの国と同じレベルの話です。

対中、対韓国の問題・・・
正直、韓国のことはよくわかりません。
中国ですが、日本のマスコミは尖閣問題や安倍首相の靖国参拝問題を取り上げ中国外交部が”ああ言った、こう言った!”と騒ぎ立てていますが、
中国共産党の外交部の定例記者会見を読んでいると、領土に対する意思表示は明確ですが、決して常に強い調子で日本を批判したりしているようには思えません。とても、思慮深く考えらえた発言をしている様に思います。
たとえば、靖国参拝問題だけをとらえてみても、安倍首相が参拝するという意思表示をしたことについては批判していますが、日本の6大マスコミや国民の感情は少し違うものがある。また更にはそれに期待するものだ。と云った感です。
また、”日本側は対話の扉は開かれている”と言ってはいますが、中国外交部の広報を見る限り対話を避けている訳ではなく、実際幹部が内政問題等で忙しいと云うことと、大国中国にとって小国日本と今対話する必要性が彼らの世界観から見て感じられないと云う感じです。
つまり、政治や外交とは常に相手国との戦いであるし、その役割を担う者にはそう云った相手から見て気分の良くない役割もしなければならない物だ。政治や外交とはそういった物だ。という感じやメッセージを感じます。
これに対し、日本のマスコミで取り上げられるのは、中国外交部の記者会見を切り取って”中国が強く反発している!”とか”中国外交部の発言はけしからん!”とか”総理の靖国参拝は問題だ!”とかばかり。更に言うなら中国外交部は定例会見をしているのであって日本のことだけを広報しているわけではないのに、その部分だけを切り取り、質問している記者も日本人記者か日本のマスコミとの関係者のような気がします。
私見ですが、私は非常に気になっていることがあります。もし、仮に尖閣周辺で不測の事態が起こったとしたら仮に中国側から発砲などあったら。(中国組織は1枚岩ではないので、あるいは単一民族単一言語の日本とは違い、内部での誤解も可能性としてはあるので)
さぁ、けしからん、戦争だ!!というのは日本側からではないかということです。
日本国内では、”私たちからは戦争をしかけることは絶対に無い!”と言っていますが、実はこの国の国民は熱しやすく、勉強していないのでマスコミに踊らされやすく、団結しやすく、多重な価値観を持っていないにもかかわらず、プライドだけ高いので
”やっちまえ!!””中国なんかに馬鹿にされてたまるか!!”と戦争に突入する可能性が高いのではないかと思います。何度も申し上げていますが、先の第2次世界大戦もマスコミに扇動された世論が戦争に引きづり込んだのですから。。おそらく、このような国民性や民族性、教育方針などから出来あがっている日本人を中国、韓国をはじめとしたアジアの人たちが恐れるのでしょう。。
最近のマスコミの扇動を見ていると非常に気になります。
新しいNHK会長職の記者会見での慰安婦発言もそうです。概ねの記者会見を見ると、記者がしつこく質問したことにやむを得ず、”会長職はさておき”と前置きをして発言したにもかかわらず、切り取ってそこだけの発言のように加工して、修正発言は”この場所は会長記者会見なんだから。”と鬼の首を取ったように言って、私に言わせればやくざより質が悪いですね。
冒頭の前任の東京都知事辞職の件も同じレベルです。

ただ、問題は、中韓問題でも書きましたように、この国には、馬鹿な性質の悪いマスコミの報道を信用してしまう低いレベルの国民が多いと云うことです。
中国や韓国を筆頭とするアジアの国々の人のみならず、世界の人たちは、発言自体よりもこのような日本の稚拙な風潮と云うか社会を構成する国民をじっと冷静な目で見ているのではないでしょうか。
もっと、自分で調べたり、興味を持ったことには貪欲に勉強して、馬鹿はマスコミ人だ、評論家の云うことなど嘘ばかりだ。と言える自分自身を創っていかなければいけないのではないかと年の初めにあたり思います。

1月も、もう終わりですが、今年もよろしくお付き合いください。