ダイテック 中内です。

中国で今年の12期全人代(全国人民代表大会)が終わりました。
日本では、開幕の李克強首相による前年度の総括報告と今年の方針の話題ばかりに終始したようだ。
特に、今年の経済成長率を7%台に設定したことと、それを新状態・・New Normalと紹介したことに尽きるのだが・・・
いい加減、日本のマスコミは嘘とは言わないが、勝手な論評することをやめたらどうかと思う。。。
経済成長率を7%台にしたことがいったい中国と云う国家にとっていったいどれほどの意味があるのは理解して言っているように思えない。
中国は日本と同じく資源の無い国であり、一人っ子政策の影響もあり急速に高齢化している国家であり、更に言うと選挙の無い共産主義国家であることを考えると、わが国と同様に経済成長をし続ける以外に国家として成り立つ方法は無い。
その中で、多少経済成長が鈍ったとは云え、7%台をキープしているのだ。。理解もしていないくせにマスコミはなんだかんだと云うが、わが国は経済が上向きだとは云え、まだまだ1%台なのだ。
更に云えば、中国は日本と違って広大な国土と13億の国民を持つ大国なのだ。
中国は、まだまだ1億人ほどの人たちが1日100円足らずで生活している訳だし、国として公共投資のできるまたはしなければならない地方がまだまだあるのだ。
公共投資の話になると日本では、すぐ財政の話になって、それでは、中国の財政が持たないだろうと云う・・・しかし、よく考えてみてほしい。一党独裁で選挙の無い国でいったい誰がそのことを言うのだろう・・日本とは違うのだ。。
まだまだ、中国は公共投資を拡大し、成長率を7%台でキープ暫くの間、成長を続けると私は見ている。
嫌だ何だといっても、この日本は小さな島国で世界から見れば経済力や技術力はあるものの、小国なのだ。
このことを、マスコミはじめ、私たち日本人はもう一度認識する必要があると思う。小国だからこそ、できること、世界に役立つことを考える姿勢が大切なのではないのかと思う。
更に、NewNormalと言う馬鹿な日本のマスコミ報道だ。世界中の記事を見ても、中国でのNewNormalのような記事は全くといっていいほど見当たらない。 日本のマスコミだけだ。また、NewNormalの意味も判っていないようだ。
もともと、NewNormalと云うのは2008年のリーマンショック後に、顕在化していない株や債券での利益や借金を元手に消費をしていたアメリカで、リーマンショックを機に身の丈にあった生活をしようと云うライフスタイルの提案として出てきた言葉であり、国家の政策に使われる言葉では無い。
そんなことも判らずに新状態イコールNewNormalと云うのは、マスコミを見ている日本国民を馬鹿にするのもいい加減にしてもらいたいと思う。
こういったマスコミの姿勢が、先の戦争でもあって、国民を先導し戦争に突き進めたのだ。
私たちも、この国のマスコミを単純に信ずるのではなく、もっと自分で考え彼らの報道が正しいのかどうかを自分自身で考える姿勢を持つべきだと思う。その方法はネットなど少し努力すればできる時代なのだから。。。
習近平体制では腐敗撲滅を標榜しているが、今のところ問題にされているのは中央共産党内部の人間ばかりであり、人民解放軍軍部に対しては一部の人間に限られている。一方、国防費は10%以上の伸びを示しており、軍に対する気遣いが垣間見える。人民解放軍は共産党の軍隊であり中国国軍と云うイメージとは少し違う。毛沢東の長征の時代より中央共産党を守りそれに対抗する組織を壊滅してきた人民解放軍であるし、彼らには航空会社をはじめ軍需産業など彼らがオーナーの国営企業が多くある。どうも習体制は国内での対抗勢力を抑えるため、最後には力で抑え込むため人民解放軍に予算を振り向けているようだ。問題はこのことが続かなくなったときあるいは軍幹部の経済的要求にこたえられなくなったときに中国共産党政権は崩壊すると思う。中国の歴史を見れば混乱の時期には常に軍閥が主導してきている。今回もその時期はそう遠くないと私は見ている。

さて、アメリカの外交なのだが・・・
オバマ大統領はエジプト、イラクなどのムスリム同胞団を使ってISを押さえ込もうとしているようだが・・・
もともとムスリム同胞団はイスラム教による国家樹立を唱えている団体であり、手法は違うがISと目的は同じなのだ。
果たして、オバマ政権の思惑通りに行くのだろうか。仮に行っとしてその後で問題になるのはムスリム同胞団の世界でのプレゼンスのことだ。アメリカとしてはISを押さえ込んだムスリム同胞団を放ってはおけなくなるだろう。
先日、イスラエルのメタニヤフ首相がアメリカ議会で演説をした。共和党のベイナー下院議長の意図もあるようだが・・
オバマ大統領が行っているイランに対するサンセット政策に対する強烈な批判をしたようだ。
これは、彼のイスラエルでの選挙対策もあると思うが、正しい主張だと思う。一連のオバマ大統領の中東に対する政策や発言を見ていると、いったい彼は中東政策の何であるかが本当に判っているのだろうかと思う。彼の実績から考えても、どこかの国の訳もわからずクリミアに行って訳のわからないこと行っている民主党出身の元総理と同じで国家とか外交とかまったくわかっていないのだと思う。だからヒラリークリントン氏は病気を理由に国務大臣を辞めたのだと理解できる。
そのまま続けていれば、次の大統領候補として外交失敗の責任を取らされてしまうと思ったのだろう。
イランにとっては、サンセット政策は渡りに船であり、暫く我慢をしさえすれば、経済封鎖も解除されるし、その後核開発は思う存分できるのだ。
ムスリム同胞団にこの核が渡らないと誰が断言できるのだろうか。
また、私の情報筋によれば、イランは核開発については殆ど終わりに近づいており、今は長距離ミサイルの開発に方向を転換しているようだ。このミサイルに搭載するのは人工衛星ではないだろう。また、イランからイスラエルまでは5000キロを飛ぶ長距離ミサイルは必要ないのだから、飛ばす先は自ずから想像できる。
どうも、オバマ大統領はノーベル平和賞を採ってしまったことと内政のことに引きこもっていて外交的には最悪の道を選んでしまったように思えてならない。