ダイテック中内です。
最近、数年前に出会った方々や新しく出会う方々から、”ブログ読みました!”のお声が多く、今更ながら、何か書かなければ行けないのかなという気になって、キーボードに前に座りました。

かれこれ、1年半ぶりですね。
最後のブログは”シャープ頑張れ!”でしたね。。
シャープはその後ホンハイの傘下で、順調に業績を回復して、再上場も視野に入ってきました。
その間、日本の技術は盗まれましたかね??
その点、少し前に巷で噂となった東芝はもうだめでしょうね。
産業改革機構だかなんだか、結局役人の手の上で転がるファンドに東芝メモリーは買われるのかもしれませんが、私に言わせれば本来稼ぎ頭のメモリー事業を手放してその後、インフラだのエレベーターだの時間の掛かる仕事で利益率も薄い仕事をやって生き残れるのでしょうか。
メモリーを売った利益で債務超過を逃れて上場維持をするのだというお言葉もあるでしょうが、もともとウェスティングハウスの損失はいくらなのでしょうか?損失額は確定するのでしょうか?報道によればアメリカの州や政府も原子力発電所の工事遅延に対し、損害賠償訴訟を申し立てる可能性もあるとかとのこと。
賠償額はいくらになるのでしょうね。。。損失額の確定も出来ないのにメモリー事業を2兆円で売るんだとか買ってもらえるところとしか交渉しないとか。本当に馬鹿げた話だと思いますよ。
もともと、企業には塊としての価値があって、すべての事業はその価値から生み出される部分も大きいと思います。どういう訳か、小泉政権の国務大臣であった竹中平蔵氏から当時GEのジャックウェルチが唱えた(ドラッガーの理論だったかと思いますが)《選択と集中》という考えがバイブルのように 経営者や官僚、銀行員の中に浸透し続けているような気がしますね。
ジャックウェルチなる人物、経営の神様のように言われていますが、実際彼のGEでの任期中に《選択と集中》はまったく行っていないのです。このことは、イスラエルの何とかって言う経済学者(忘れてしまいました。調べておきます。)も論文等でコメントしているのです。にもかかわらず・・・いまだに十数年前の考え方にとらわれているなんて馬鹿じゃないのかと思います。もっと戦略的に考えるべきなんじゃないかと。。あれからグローバル化は誰も想像できなかった驚くほどのスピードで拡散し、価値観だって変化しているのに・・・企業の再生の仕方も変わってきて当然なんでしょう。。
東芝が債務超過になって上場廃止や新規融資が受けられないのであれば、法的整理するしかないでしょう。
どこかが、スポンサーになって塊としての東芝をプレパッケージでの民事再生していくしかないのではないかと思います。”シャープ頑張れ!”でも書きましたが、スポンサーは日本企業でなくてもよいじゃないですか。。
できれば中国は避けたいですが・・・
技術が流出するとか言いますが、どれほどの技術なんでしょう・・・・流出すれば、またその先の技術開発に汗すればよいことでしょう。日本人なら出来ると思いますよ。(中国人には、今のところその努力をするところまでの気概はないですよ。彼らは金にあかせて技術を買えることが資本主義だと勘違いしていますから・・・)
シャープや東芝のブランドはそれこそ戦後額に汗して手を油まみれにして先輩たちや取引先の下請けや孫請けのおっちゃんたちみんなで創りあげた世界的なブランドなのですから、そう簡単に分解してしまって創り上げた人たちへの責任はどう果たすのでしょう。のれん代には、創業者や社員さんたち、取引先の血と汗や運や気概など金額では計り知れないものが含まれています。簡単に金額で計れるものではないのではないでしょうか。(大体、世界を見渡すとfamily企業が6割を占めています。日本だけですよ。持ち回りや天下りみたいな形で大企業の社長になれるとても良い社会は。。サラリーマン経営者がいけないとは言いませんが、そこには理念やら気概やらなんてものは無くて、その時代のはやり言葉を持ってきてとってつけた理念だけです。だから心を打つものが無い。。要は、自分の任期中・・それも最初から大体決まっている。。・・に何も問題が無く順調に会社運営できてれば経団連とかで顔売って、任期が来れば退職金がっぽりもらってハッピー!!なんて輩が多いのですよ。)
ただただ、空調の効いた部屋の中で、数字だけ見て”ああだこうだ”といいながら分解してしていく馬鹿な人たちには、分からないのでしょうね。例えは違うかもしれませんが、”政権交代”という言葉だけに踊って、実際には政治の基本である選挙民と車座になって酒を酌み交わし口角泡を飛ばして議論したこともない政経塾だとか何とか出身の学歴だけある”阿呆おぼっちゃま”の民主党の人たちと変わらないと思いますよ。
どうも東芝の社員さんや雇われ経営陣からは必死さが伝わってこないのは私だけなんでしょうか・・
福島の原発廃炉事業で潰されないと云う思いが心のどこかにあるのでしょうね。。
なんだか見ていると先日やっとChapter11を申し立てたタカタとか云う会社に似ている気がします。
問題を先送りして、ホンダ自動車はじめ自動車メーカーが潰さないとたかをくくっていた結果があの状況を引き起こしたのでしょうね。エアバック不良で死人まで出していたのに。。。
社長の記者会見も最後の最後、Chapter11の発表のときだけですね。しかも、個人資産を拠出することもないようですし。。
まぁ、尊敬できる経営者はトヨタ自動車の豊田章男さんだけですね。
アメリカでリコール問題が起こった時に自身が公聴会に出席して、対応した時のあの眼を私は忘れません。
トヨタ自動車のみならず、日本の自動車産業を背負って議員からの厳しい質問に臆せず、また媚びることもなく
回答していた姿にサムライを見ました。

ところで、森友学園ってどうなってしまうのでしょうね。
もともと、国税庁が8億円安く売ったということから問題になって、今年前半は忖度とかモリ・カケとかでもちきりでした。結局は、大阪府や大阪市の助成金詐欺事件にすり替えられて、籠池氏は破産に追い込まれてしまいました。安く売っった側の財務省も担当者を告発するとかですが、これこそ、トカゲの尻尾切りではないですか。。
まぁ知事や市長さんも鬼の首とったような会見がなんだか違和感を覚えています。

東芝といい、タカタといい、マスコミや評論家とかエコノミストとかいっている人たち(特に彼らは殆どプロダクション所属なのですよ”!!プロダクションのTV局に対する営業力で出ているわけで能力ではないのです。まさにFakeNews!ですよ。)、地方の首長とか、やったふりだけしている公務員とか・・本当に物事を真剣に本質まで考えていない人たち。
を見ていると、一度この国にはどこかの国からミサイルを打ち込んでもらって生きるとか死ぬとか食えるとか飢えるとかそんな人間として最低の部分から考え直したほうがよいのではないかと思っていしまいます。

私は、良い文化も持っているし、独特の歴史も育んでいるこの日本という国は素晴らしいと思いますが、
天皇陛下退位のご発言しかり(私はあのお言葉は失礼ながらがっかりしました。天皇陛下までが天皇という概念であり、人によっては崇拝の対象を会社の社長か会長職のように考えておられるのだということに愕然としました。こんな人が天皇だというこの国は日本ではないなと思います。。このことはまた機会があればと思います。)国民の意識然り、この土地の上に住んでいる日本人と云う馬鹿はもう、どうにもならないような気がしています。

ごきげんよう。